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サルバドール・ダリ (Salvador Dalí)とは?

サルバドール・ダリ(さるばどーる・だり、Salvador Dalí、仏: Salvador Dalí)は、スペイン出身のシュルレアリスムの画家であり、その独特なスタイルと奇抜なパーソナリティで知られています。彼の代表作には『記憶の固執』や『ナルシスの変身』があります。ダリの作品は夢や幻想を描き、20世紀美術に大きな影響を与えました。

歴史と来歴

サルバドール・ダリは1904年5月11日にスペインのフィゲラスで生まれました。幼少期から絵画の才能を示し、父親の支持を受けてマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーに入学しました。しかし、規律を嫌い退学処分を受けました。その後、パリに移り住み、アンドレ・ブルトンやパブロ・ピカソなどの芸術家と交流し、シュルレアリスム運動に参加しました。

1929年、ダリは生涯の伴侶であるガラと出会い、彼女の影響で作品が一層精緻で幻想的なものとなりました。1930年代には『記憶の固執』などの代表作を発表し、国際的な名声を得ました。第二次世界大戦中、ダリはアメリカに移住し、ハリウッドで映画制作に関わるなど多彩な活動を展開しました。

戦後、ダリはスペインに戻り、カタルーニャ地方に自身の美術館を設立しました。1989年1月23日、フィゲラスで亡くなるまで創作活動を続けました。

美術に与えた影響

ダリの作品は、その奇抜さと夢幻的なイメージで多くの人々を魅了しました。彼はシュルレアリスム運動の中心人物として、無意識の世界や夢の描写に重点を置きました。彼の細密な描写と不条理な構成は、見る者に強烈な印象を与え、シュルレアリスムの概念を広く普及させました。

ダリはまた、映画、写真、舞台美術、デザインなど、様々な分野で革新的な試みを行いました。特に、アルフレッド・ヒッチコックの映画『白い恐怖』の夢のシーンや、ルイス・ブニュエルとの合作映画『アンダルシアの犬』は、シュルレアリスム映画の傑作とされています。

現在の評価

サルバドール・ダリの作品は、現在も世界中の美術館やギャラリーで展示されており、その価値はますます高まっています。彼の絵画や彫刻は、オークションでも高額で取引され、その独自のスタイルと技術は多くのアーティストに影響を与え続けています。

ダリの美術館、特にスペインのフィゲラスにあるダリ劇場美術館は、多くの観光客を引きつけ、彼の遺産を称える重要な施設となっています。また、彼の奇抜なパーソナリティと生涯のエピソードは、多くの伝記や映画の題材となり、彼の神話を形成しています。

画家以外の側面

ダリは画家としてだけでなく、映画製作者、著述家、デザイナーとしても知られています。彼は宝石デザインや商業広告にも携わり、その創造力は多岐にわたりました。彼のデザインしたロゴや製品は、今もなお多くの人々に親しまれています。

また、ダリは自らのイメージを巧みに操作し、パフォーマンスアートやメディア出演を通じて自己をプロモートしました。彼の特徴的な髭や奇抜な服装は、彼のブランドとして広く認知され、その個性はアートの世界を超えて広がりました。ダリの生涯と業績は、芸術の枠を超えて多くの分野に影響を与え、今なお多くの人々にインスピレーションを与え続けています。



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